
診療内容

八田犬猫クリニックでは、内科・外科などの一般診療の他、整形外科、皮膚科、眼科、歯科など総合的な診療を行っております。その中でも整形外科に特に力を入れています。骨折、脱臼、骨の歪み、関節などに関連する症状が現れましたら、当院へご相談ください。
また、各種健康診断、ワクチン接種、手術など様々な診療に対応しています。
その他専門的な治療が必要な場合、専門病院へのご紹介も行っています。
何でもご相談ください。
まずは飼い主様からできるだけ詳しい症状や経緯などをお聞きいたします。ペットは言葉が話せません。普段の生活からどんな些細ことでも見逃さないようにしていてください。
以下のような症状があれば、すぐにご来院ください。
- 30分以上、痙攣が続いている。
- 出血が止まらない。
- 舌の色が紫色に変色している。
- 息苦しそうにして、横にならずにうろうろしている。
- オシッコが出ない。もしくは微量である。
- お腹が膨らみ、吐きそうにしているが吐かない。
- 吐いた汚物が異常に臭い。
このような症状の場合は緊急性を要する場合があります。すぐにご連絡ください。
整形外科でよくある疾患
上記でも説明したように当動物病院では、整形外科に特に力を入れております。ここでは、整形外科でよくある症例・疾患をご紹介いたします。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は膝にある膝蓋骨(膝のお皿)がずれてしまう病気です。生まれつきの場合や、成長期における膝への過度な負担、骨に対しての外傷などにより骨の変形が生じた場合に膝蓋骨脱臼が発症します。内側にはずれる『内方脱臼』、外側にはずれる『外方脱臼』があり、『内方脱臼』は特に小型犬に多いので注意が必要です。
橈骨尺骨骨折
橈骨尺骨骨折は前足の骨折(橈骨と尺骨)のことで、小型犬(トイ犬種)に多くみられる病気です。この病気は私たち獣医師の悩みの一つで、小型犬では骨が異常に細い為、下手に扱おうものなら血流を損ない、癒合不全(骨がくっつかない)を起こしてしまうことがあります。当院では外科的治療に力を入れており、これまでに多くの手術を経験しています。
股関節形成不全
股関節形成不全は発育性の異常で、ゴールデンレトリバーなどの大型犬に多くみられる病気です。原因としては遺伝的な要因が強いと言われますが、稀に骨の栄養関連、運動などの環境が原因の場合もあります。通常は両側性に発症します。症状として、「後ろ足のふらつき」「両後ろ足で同時に地面を蹴るように走る」「腰を左右に大きく振るように歩く」などがあります。
前十字靭帯断裂
前十字靭帯断裂は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を繋ぐ『前十字靭帯』が切れてしまう病気です。中型犬~大型犬や、肥満した小型犬に多くみられます。事故や過度な運動、または肥満によって膝関節に極度な負担をかけてしまうことにより起こります。症状としては、足を上げて歩いたり、引きずるようにして歩いたりします。