八田犬猫クリニック/春日井市

春日井市の動物病院『八田犬猫クリニック』は、整形外科に力を入れています。

春日井市の動物病院『八田犬猫クリニック』

膝蓋骨内方脱臼(続き)

[2015年07月14日]

今回は膝蓋骨内方脱臼の治療についてです。
膝蓋骨内方脱臼は重症度により4段階に分類されます。
グレード1
膝蓋骨は正常な位置にあり、肢を伸ばして膝蓋骨を押すと脱臼するが、放すと自然に整復される。
グレード2
膝関節は不安定で、寝起きや歩行時に膝蓋骨が脱臼し跛行したりする。指で押すと整復される。
グレード3
膝蓋骨は常に脱臼しており、指で押せば整復できるがすぐに脱臼してしまう。大腿骨や脛骨の変形もでてくる。
グレード4
膝蓋骨は常に脱臼しており、指で整復できない。大腿骨や脛骨の変形もみられる。 というように分類されます。
当院では特にグレード3以上になった時に手術をおすすめしています。
理由としては、膝蓋骨が脱臼した状態でそのままにしておくと、
①骨の変形
②膝関節の伸展障害
③関節軟骨の損傷
④前十字靭帯断裂の可能性アップ
などの障害が出てくるため、将来的に歩行障害が起こる可能性が高くなるからです。
膝蓋骨脱臼の場合、基本的に治療法は手術が第一選択となります。
左の写真が術前、右が術後です。
矢印が指しているのが膝蓋骨です。
術前・術後とで比較するとわかりやすいですが、
術前の写真では膝蓋骨が膝の内側に位置しています。
膝蓋骨が内側にずっとずれていることにより、先に書いたような障害が起こりやすくなります。
手術は決まった手技を行うのではなく、それぞれのワンちゃんに必要な手技を選択し実施します。
詳しいことは診察でお聞きください。
「歩くことができるから大丈夫!!」ではなく、将来の事を考えた判断が必要なのかもしれません。

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