
セミナー報告
[2017年02月08日]
またまた久々の更新です
年が明けて既に1ヶ月・・・
時間が経つのがはやいです
この調子だとすぐに年末ですね
さて、今回は先日参加したセミナーの報告です。
参加したのは、東大で行われた、
第1回比較臨床麻酔カンファレンス2017
です。
1回目にしてすでに、”第1回”と銘打ってあります。
おそらく来年には2回目も開催されるんだと思います。
日本の獣医界で麻酔を専門としてやっている獣医師が集まり、
ある題材について自分はこうしているという事を議論する会でした。
面白いことに、麻酔を専門でやっていても、解決していない
細かなことはたくさんあるんだという事がわかりました。
色々なセミナーに参加して思うことですが、各分野それぞれ今のトピックスがあります
そしてこのトピックスが段々と獣医学の常識となっていきます。
今回のセミナーでのトピックスは局所麻酔でした。
局所麻酔といっても幅が広いのですが、
今回は特に脊髄/硬膜外麻酔と末梢神経麻酔についてクローズアップされていました。
これらの麻酔法は、効果が高い反面、テクニックの難易度が高く、
副作用が出た時に重篤になる傾向にあります。
そのため、気軽に手を出しにくく、現状は決まった施設で実施されるのみとなっています。
では、今後も実施する施設が少ないままか?というと、
意外とこういったものは広まる時は一気に広まります。
そしてたくさんの副作用の山を築きます・・・
当院はどうするのかというと、
自分の性格的にブームが一回りして、色々な副作用が出て、
またその対処法が編み出されてから導入しようと考えています
という事はまだまだ先になりそうです。
とはいえ、効果が高い鎮痛方法ですし、いつかは導入したいと思っています。
それまでは今ある武器を使い痛みを軽減していきます。
その他にも色々と勉強したことがありますが、それらはまた次の機会に・・・
セミナーの報告でした